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温度に関する機器の正確性を確認する校正作業

 工業関連の企業には、正確性が求められます。
温度もその1つです。
数字が間違っていると、製品の品質を疑われてしまう事もありますから、注意が必要です。
例えば温度計の数字です。
温度計の数字が誤っていると、様々なトラブルが起こり得ます。
数字を確認してみたところ、5度になっているとします。
その数字が正しければ問題ありませんが、明らかに間違っているケースもあります。
明らかに体感温度が高いにもかかわらず、5度という数字が表示されているのは、何かが間違っている可能性があります。
それこそ半袖でないと過ごせないほど暑い場所なのに、5度という数字になっている状態ですと、クオリティーを疑われてしまいかねません。
数字が間違っている工場で作られているような製品ですと、何かトラブルが生じても不思議はないからです。

 ところで温度の機器は、校生する事も可能です。
また別の機器を使用してみて、本当に正しい数字を示しているかどうか確認する事もできるからです。
いわゆる校正作業を行って、数字を確認する事になります。
上記のような5度という数字を示している温度計に対して、専門の機械を使って確認作業を行ってみる訳です。
専門機械の所定の場所を操作しますと、果たして温度計の数字が正確かどうかを表示する事もできます。
もしも正確でなければ、不正確と判定される訳です。
不正確な温度計ですから、もちろんそれを使い続けるべきではありません。
つまり温度の校正作業は、ある意味「確認作業」とも言えます。
計測用の機器などを使用してみて、指定の基準を満たしているかどうかを確認してみる訳です。
工場からすると、その作業はとても大切です。

 数字が不正確な温度計を使っている状態では、工場の信用性を疑われてしまいます。
それでは取引先が減ってしまいかねません。
売上数字にも悪影響が生じる可能性があります。
しかし温度の校正作業を行っておけば、温度計の正確性を確認できます。
もしも不正確な温度計が見つかった時には、新たな製品に交換するのが妥当です。
しかし校正作業を行っておかないと、交換すべきかどうかも分かりません。
ですから工場では、定期的に校正作業は行う必要があります。
なお校正作業を行ってみると、温度計の数字は正確である事が証明されるケースもあります。
その場合は、所定機関から証明書を発行してもらう事も可能です。
証明書があれば、「この温度計の数字は正確である」と証明する事もできます。
信頼性を重視している企業は、その証明書の発行を希望している事も多いです。

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